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ゲノム編集って安全なの?/遺伝子組み換えと何が違う?

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ゲノム編集って安全なの?遺伝子組み換えと何が違う?

私たちが食べている野菜やお米などは自然の突然変異で人間に有用な形質に変わったものを選抜して作られてきました。 これを、ゲノム編集は偶然ではなく計画的に起こすだけですので、できたものは自然にできる食品と変わりません。


ゲノム編集技術は、狙った遺伝子に突然変異を起こす技術です。


遺伝子組換えとは何が違うのか?

似たような名前で「遺伝子組換え技術」というものがあります。
遺伝子組換え技術は他の生物の遺伝子を利用するもので、これまで作れなかった性質をもつ生物をつくることができる技術です。


発展途上国で問題となっているビタミンA欠乏症を解決するため、トウモロコシからβ-カロテンの遺伝子を取り出しコメに組み込んだ「ゴールデンライス」や、特定の害虫が食べると死んでしまうタンパク質などを作らせて減農薬を可能にした食品などが実用化されています。


他の生物の遺伝子が組み込まれているので安全性の審査が必要です。


一方、ゲノム編集技術は、その作物が持つDNA の目的とする部分を切って変異させるものです。
そのため、紫外線などで生じる自然突然変異の範囲を超えることはありません。


遺伝子組み換え育種法とゲノム編集育種法の違い

ゲノム編集で作った食品の安全性

ゲノム編集技術で作ったものは、従来の品種改良で作られたものと同じものが速くできるだけですが、新しい技術であるため、国に届出をすることになっています。
届出が受理される前には、環境に影響を与えないことや、食品の安全性に問題がないことを事前に専門家が確認をしています。


ゲノム編集食品が社会に出るまでの流れ

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